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Ep2: QE GPU + Allegro training(H200 NVL)

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元記事(現行サイト):https://server-gear.com/blog/post/ep2r-qe-gpu-allegro-training-h200-nvl

TL;DR

  • H200 NVL 環境で QE(DFT)をGPU実行し、得られたデータで Allegro/NequIP を学習する流れを「再現できる形」に整理します。
  • つまずきやすいのは 環境差(ドライバ/ライブラリ/ビルド条件)データ整形(学習フォーマット) です。ここでは最小の確認ポイントをまとめます。
  • 「学習の反復を速く回す」なら 8GPU、「まず運用を固めて回す」なら 4GPU が合いやすい(最終は要件で決めます)。

このページで得られること

  • QE GPU 実行の導入チェック(何が動けばOKか)
  • DFT → 学習データ(extxyz等)→ 学習 → 推論 の最小パイプライン
  • H200 NVL 4GPU/8GPU の選び方(判断観点)

最小パイプライン(全体像)

  1. GPU環境確認(ドライバ、CUDA、NCCL 等)
  2. QE(GPU)でDFT計算 → ログ/出力確認
  3. 学習データ作成(構造/エネルギー/力/応力を整形)
  4. Allegro/NequIP 学習(小規模で完走確認→本学習)
  5. 推論・評価(誤差/安定性)
  6. LAMMPS連携(AI-MDの最小入力で完走確認)

典型的なチェック観点(メモ)

  • QE:GPU有効化の確認(ログ/実行オプション/性能の出方)
  • 学習:データの単位・原子種・応力有無などの整合
  • 運用:再開(resume)、ログ保存、バージョン固定、受け入れテスト

4GPU/8GPUの考え方(超簡易)

  • 4GPU:まずは「壊れない運用」と反復を固める(開発・検証向き)
  • 8GPU:学習反復のスループット重視(納期短縮・大規模向き)

※最終判断は「反復回数」「データ量」「納期」「並列要件」で決まります。迷ったら用途から提案します。

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